2020年1月の映画記録


2020年1月の映画記録
6作品

1.フォードvsフェラーリ
☆☆☆☆
フェラーリ買収に失敗して更に社長から屈辱を与えられたフォードが、ル・マン24時間耐久レースで喧嘩を売って勝負に挑む、企業同士のの喧嘩の実話の話だけれど、ドライバーのクリスチャンベールとカーデザイナーのマットデイモンの人間味溢れる絆や友情がたまらなく良いストーリー。車に詳しくなくても十二分に楽しめるカッコいい映画。
2.パラサイト
☆☆☆☆
パルムドールや外国映画賞などあらゆる賞を総なめにしている話題の韓国映画。貧困で半地下で暮らす家族が、セレブ家庭に入り込み徐々に寄生していくストーリー。貧困層を地下や低層や独特の匂いで表現し、セレブ層は下を見ない目線が常に上の映像。貧困層の常に目線から下しか見ない撮り方で更に格差を演出しているとか話題騒然。韓国版「万引き家族」のようなどんよりする経済格差映画。
3.ロングショット
☆☆☆
パラサイトの後には最高の1本。
痛快ラブコメディーで20年前のキャメロンディアスの「メリーに首ったけ」を思い出す映画。美人過ぎる国務長官とうだつの上がらないジャーナリストとのラブコメディーで、とにかくシャーリーズセロンがキレイ!
4.ジョジョラビット
☆☆☆☆☆
今月ナンバーワン!!
第二次世界大戦のドイツのヒトラー洗脳とユダヤ人迫害の辛い戦争映画を、心優しい臆病な子供ジョジョと、幻のヒトラーと、強くて優しいユダヤ人少女エルサと、愛と平等を真理に生きる母スカーレットヨハンソンがユーモア満載で描くストーリー。冒頭からオシャレ。ヒトラー熱狂をビートルズの「抱きしめたい」でスターへの熱狂とかぶせる皮肉や、デビットボーイの「ヒーローズ」のラストも最高。
5.ナイブズアウト
☆☆☆
ミステリー作家アガサクリスティーに捧げるとして作られた密室殺人ミステリー。資産家の謎の死や遺産を巡っての争いなど資産家殺人事件に出てくる全てが詰まったストーリーで展開も早く、ラストもスッキリ!
個人的にダニエルクレイグは「007」や「ドラゴンタトゥーの女」の時の方が良かったと思う感想。
6.男と女 人生最良の日々
☆☆☆
クロードルルーシュ監督の名作「男と女」の53年後の二人の再会と続きをアヌークエーメとジャンルイの同じ役者で作られた映画。
男と女の映像も随所に散りばめられて、アンヌの美しさも、ル・マン耐久レース後にアンヌに会いにモンテカルロからパリを滑走するレーサーのジャンルイの目線からの街並みの風景も今観ても圧巻。
ただ、「男と女」ファンじゃないとつまらない映画になってしまいそうな、老いとは?がテーマのように映ってしまう事も。アンヌの明言は
「一人だと自分の死を恐れる。二人だと相手の死を恐れる」




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